16Jun
不遇の時代
1971年、今の軽トールワゴンのスタイルのもとになった初代ライフが誕生しました。「NIII 360」の後継車種として登場し、不満点とされていた油のにおいや暖房のポテンシャルも解消されています。しかし、同じホンダの「シビック」の爆発的なヒットを受け、工場のラインを譲らなくてはならず、短い期間しか生産されませんでした。
さらに保安基準が新しくなったことや、車検の義務化などによって、この時代の軽自動車のメリットがなくなってきたのも追い討ちをかけました。
またもっとも安いグレードでも、シビックの40万円台に対し35万円と割高感がぬぐえず、4年足らずの短い寿命となってしまったのです。それから23年後までライフの名前が復活することはありませんでした。